メンinエポック ■ツイードのジャケット□
2008年11月27日
ご好評頂いております読売新聞西日本版、
11月24日月曜日の朝刊に掲載された
「メンインエポック」の最新号をお届けします。
冬、ダウンジャケット類を羽織る男性をよく見かける。
軽くて温かく使い勝手はいいが、
関西で活躍するテーラー小西正仁さん(38)は
「たまには紳士のたしなみとして、
厚手のジャケットも悪くない」と話す。
強い北風や雪の日は、
やはり丈夫なツイードが良い。
柔らかくて温かいカシミヤと違い、
無骨で男臭い印象もあるが、
それが逆にダンディーでしゃれている。
ただ生地が重いのでコートよりもジャケットがおすすめだ。
ところで、その名の由来をご存じだろうか?
産業革命の前、原産地のスコットランドでは、
その生地の織り方である
綾織(ツイル=tweel)と呼んでいた。
生地は南へと運ばれ、
ロンドンの商人やテーラーが間違って
ツイルをツイード(tweed)と表記してしまった。
理由は定かではなく、
なまりを聞き間違ったとも、
スコットランドの首都エジンバラを流れる
ツイード川から勘違いしたとも言われる。
間違いはそのままになり、
いつの間にか原産地でもこうした生地のほとんどを
ツイードと呼ぶようになった。
ハリス島に由来するハリスツイードや、
エジンバラツイードなどは
トラッドやアイビーの定番だ。
この冬のお勧めは、
薄いグレーのヘリンボーン(杉綾)や
少し大きめのチェック柄や千鳥格子。
擦り切れるまで着ても、
エルボーパッチをあてたり
襟を革に取り替えたりすれば、
さらに味が出て格好良くなるのも
魅力の一つといえる。
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イラスト・仲里カズヒロ氏

