2010年10月14日

ロンドンから面白いニュースが届きました。

つい先日の10/11、ロンドンのサヴィル・ロウが牧場と化したというのです。
Seep
英国のチャールズ皇太子が発案し、パトロンに就任して準備を進めてきた
ウール需要喚起の為の「ザ・キャンペーン・フォー・ウール5カ年計画」
が本格的に始動し始めました。

同キャンペーンはウールの素晴らしさを消費者に訴え、消費を促進することで
牧羊業界の振興に結び付けるのが狙いで、チャールズ皇太子の呼びかけに応じて
英国羊毛公社、オーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)、
国際羊毛繊維機構(IWTO)、ニュージーランド牧羊業界が資金を拠出し、

英国内の服地・アパレルメーカー、カーペット・寝装寝具・断熱材業者、
小売店など、ウールに関わる業者に参加を募ってきました。

初年度最大のイベントとして、10/11~10/17の間に
ロンドンの有力小売店を総動員して開催されるのが
「ウール・ウィークキャンペーン」

キャンペーンに参加するサヴィルロウ・ビスポーク協会は
ウール・ウィーク初日の 10/11 を「サヴィルロウ・フィールド・デイ」として、
何と、サヴィル・ロウの車道に芝生を敷き詰め、
歩道との間に柵を立て、羊を放牧したのです。
Heepgetty

その模様を撮影したがこちらの動画。
動画の後半ではリチャード・ジェイムスがインタヴューを受けています。


「サヴィルロウ・フィールド・デイ」はウールマーク・インターナショナルと
高級服地メーカーのフォックス・ブラザーズ、ドーメル等が協賛し、
この日は、サヴィルロウの各テーラーがオープン・ハウスとして店内を公開しました。

更には、アンダーソン&シェパード及び、ギーブス&ホークスが制作した
ウールスーツを着込んだ、2名の羊飼いが、羊たちの世話を行ったそうです。
Seep2

ちなみに同キャンペーンの合言葉は
"All we are saying is give fleece a chance."ですが、
こちらはイギリスらしく、ジョン・レノンの名曲
「Give Peace a Chance」に引っ掛けています。

羊毛を我等に!!

2006年8月 2日

キルガーは1885年にT&Fフレンチとして創業する。
1923年にはAHキルガーと合併しキルガー&フレンチに、
1937年にはハンガリー人テーラーであるスタンバリー兄弟が加わり
キルガーフレンチスタンバリーとなる。

さらに2004年に現在のキルガーに社名変更し、
モダンでシックな既製品も発表する。

現在のクリエイティブディレクターである
イタリア出身のカルロブランデリは、昨年末キルガーでの功績が認められ
ブリティッシュメンズウェアの大賞を受賞しました。
(ちなみにレディースウェアの大賞はあのステラマッカートニーなのです)

並みいる人気英国ブランドを押さえての大賞は注目に値する。

またこのような英国王室御用達の老舗店が
ファッション大賞をとることも非常に興味深い。


そんなタイミングの中で、
キルガーとフルカウントのコラボジーンズは誕生していく。


05年初めカルロと辻田氏は「新しい特別なジーンズ」をテーマに会談した。
その新しいジーンズについて最初2、3日も話続けたという。
生地から完全なオリジナルで開発し、シルエット、ディティールを入念に決めていく。
そして一年半を経過してついにこの度完成したのだ。


calro.jpgtujitashitoyanakashi.JPG
カルロ・ブランデリ氏 VS 辻田氏


また軒を連ねるサビルロウの最老舗であるギーブスでは、
昨年クリエイティブディレクターに、パリコレでも有名なデザイナーの1人
ジョーケイスリーヘイフォードが就任し、既製品を強化している。

またキルガーの北隣のアンソニーJヒューイットは、
エビスジーンズの経営となりカモメマークが輝くテイラー店となっている。

これからのサビルロウは、ファッショナブルな大人の通りとして、
益々面白くなりそうな予感がムンムンですね。

2006年7月30日

フルカウントがロンドンのサビルロウの
ロイヤルワラント(英国王室御用達)を掲げる
キルガーの別注コラボジーンズを製作しました。


もうすぐ正式発表ですが、
発表に先駆けて、ジャーン!とドォーン!と今回ご紹介します。

(本当にホントに良いんですね?!辻田さぁ~んo(^-^)o)


kilgour1.JPG
フルカウント×キルガーの別注コラボジーンズ


kilgour2.JPG
フルカウントの代名詞であるジンバブエコットンの縦糸を使用。
これまで使用したことのない最濃色(一番濃い染め)の
ジンバブエコットンの裏面生地をあえて使用し、横糸は黒インディゴ。


kilgour3.JPG

kilgour5.JPG
ポケット脇や帯部分はシルバーステッチを採用。

kilgour-tagu.JPG
右後ろブランドロゴ部分は日本風に紙パッチを使用しています。


kilgour7.JPG
腰裏はキルガーのスーツのトラウザーズと
同じキルガーブルーの総パイピング仕上げです。

「なかなか通好みな大人向け仕上がり」というライター的な、
ありふれた言い回しは、この商品には似合わないので悪しからず!


「洒落者ハリウッドスターや着道楽な伯爵向けのハイクラスストリートジーンズです。」
いや

「日本のジーンズの最高峰が凄まじいウネリでサビルロウを呑み込んだぁ」


うまく言えずすいませんねぇ(^_^;)
いやはや言葉では説明しにくいですよね辻田さん(^O^)!とうまく逃げておくことに。
(キャッチコピーは各編集部様頑張って下さいませ。)


kilgourstorefront1.jpg
キルガー


実際キルガーの顧客層たるや世界のVIPな洒落モノ様や、
各国の王室関係者様など、普段ではお目にかかれないような要人様方が、
こぞって勢揃いの店なのです。

ボディガードを連れて買い物する方々を実際によく見かけますね。
(サビルロウやボントストリートではほぼ当たり前ですが)

実は以前はキルガーに僕は何度となく渡英の際に伺っておりました。
ほんの約二年前まで私共の主要な生地取引先である
ホーランド&シェリーグループの傘下の経営だったので、
ロンドンでの生地の打ち合わせやあらゆる待ち合わせ場所の大抵が
キルガーのショップだったからでした。

(サビルロウはリージェントストリートから
少し西に入ったかなり都市部でも判りやすい場所なんですよね)

lonlgm_map2.JPG

キルガー及びフルカウントのジーンズについて、
これから何回かに渡りまして、お話をしたいと思いますので、何卒宜しくお願いします。

2006年4月13日

RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)のショップの右隣は
ANDERSON & SHEPPARD(アンダーソン&シェパード)という
ウィンザー公のスタイルを確立させたショルテの流れをくむ名店で、
現代的でカラフルなRICHARD(リチャード)の店と対照的であった。

当時、RICHARD(リチャード)は、「だから面白いんだ」と言っていた。
それから何年後かに店は2軒北に移転するが、
これまた ANDERSON & SHEPPARD(アンダーソン&シェパード)と
道を挟んで軒を並べている。

当時のサビルロウは、OZWALD(オズワルド)のショップが
これまた老舗のGIEVES&HAWKS(ギーブス&ホークス)の前に登場し、
OZWALD(オズワルド)とRICHARD(リチャード)のショップだけが
一際異彩なカラーの新しい店であった。

その後、コンラン卿のお洒落なレストランや
ジルサンダー、アルマーニの巨大店、
EVISジーンズ経営のテイラーまで出現している。
ロンドンでは沢山の友人が出来たし、
色んな仕立ての作業場を見せてもらった。
それは今でも財産になっている。

このロンドン滞在は非常に素晴らしい経験でした。
何も根拠のないことだけど、25歳だった自分は
これから何か世界が変わる気がした。
というか、そんな感触があった滞在期間でした。

日本人として最も誇りを感じたのはテイラー業のことではないけれど、
大好きで大ファンだったPIZZICATO FIVE{(ピチカートファイヴ)が
当時ヨーロッパ中で大人気で、ロンドンのSOHOのタワレコの入り口には
5M位のどでかいピチカートパネルがあり、CDが何列かコーナー展開されていました。
自分の好きなモノが自分の憧れの街で
認められるという感動を味わえたのはかけがえのないことでした。
(後にPIZZICATO FIVE{(ピチカートファイヴ)小西康晴氏に
何度となく酒の席で、その話をしてしまったような(^O^)

それから帰国し、南船場近くの難波神社前の物件を見た時、
ひと目見て直感で、そこに店を決めました。(それが現在の店です)


96年BESPOKE TAILOR DMGは
RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)のパターンオーダーを中心に
メンズのオーダーサロンとして開店する。

勿論、最初は店員は僕1人でした。


rj.jpg
ショップ開店に来たRICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)と

『若いですね~!』とBESPOKE TAILOR DMG店長宮本弁


またまたプチ歴史コラム


難波神社は秀吉の太閤時代に建てられたと言われています。
桃山時代は不明なんですが、古地図によると
江戸時代から明治大正昭和にかけて、
神社の南門入り口であるうちの店は、団子饅頭の店でした。(*^_^*)

多分、水戸黄門でよく出てくる
うっかり八兵衛が団子で喉を詰まらせながらお茶を呑む
茶店(ちゃみせ)のような感じかなと?

nanbajinja1.jpg


nanbajinja.jpg
難波神社

hatibei.bmp
うっかり八兵衛

2006年4月11日

初めてRICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)を知ったのは、
94年頃のあるファッション雑誌の特集で、
当時パリコレで注目された
OZWALD BOARENG(オズワルド ボーディング)を筆頭に
MARK POWELL(マーク パウエル)、
TIMOTHY EVEREST(ティモシーエベレスト)などの
ニュービスポークムーブメントの記事の中に
RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)が書かれていて、
凄く気になったことを覚えていました。

richardjames.jpg
RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)

ozwaldboateng.jpg
OZWALD BOARENG(オズワルド ボーディング)


markpowell.jpg
MARK POWELL(マーク パウエル)

仕立て屋の息子として育ってきた僕にとってはとても衝撃的なことでした。
それは同じように新しいテイラー業を考えている人が、
ロンドンには沢山いて彼らは注目され、頑張っていることでした。

すぐにロンドンに行こうと思って、
当時勤めていたシャツメーカーに辞表を出したのが、
95年1月の大震災の後でした。

結局、会社を辞めたのは8月でしたが、
5月の連休中に休暇を取りイギリスに行くことにしました。
そして、4月頃偶然にもある商社を通して、
RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)のパターンオーダーの
日本での展開を相談されたのです。
僕も商社側もグッドタイミングな話でした。

それでとりあえずRICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)に
会うことになったのです。


ヒースロー空港に着いた僕は、背広つまりテイラーの起源である
サビルロウstreetにすぐに向かいました。

サビルロウは有名なリージェントstreetから
少し西に入り、ポンドstreetに行くまでの
一方通行の200メートル足らずの道である。


savilerow1.bmp

savilerow2.jpg

あのビートルズが解散時にアップルスタジオ屋上で
ライブをしたのも実はこの通りで、
ハサミを持ったままのテイラーがstreetに出てきて、
アップルの屋上をびっくりしながら見上げていたという話は
今も語り継がれている。
そして、サビルロウのリチャードジェームスの店に訪れた。

最初、RICHARD JAMES(リチャード ジェイムス)に会った時、
とても優しそうに見えるが多分厳しい人だと僕は察知した。

店で色んなことを教えてもらったが、殆どの記憶を鮮明に覚えている。
で、最初1週間のはずが1ヶ月近くのロンドン滞在になってしまうことに…

続く

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 大阪南船場でかれこれ十数年店舗を構える「BESPOKE TAILOR DMG」「made to」のオーダースーツを中心に取り扱うショップオーナー、小西正仁(通称KONY)が日常の生活や仕立て屋ライフについて語ります。
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