土間やスラブのワイヤーメッシュは、拾うだけなら簡単そうに見えます。ところが重ね代、壁際の切り物、切った残りをどこに回すかまで考えると、意外と手間がかかります。トーアミのCDメッシュになると、ひげ(延長筋)の向きまで絡んできます。そこで、図面をなぞるだけで割付から切断図、枚数・トン数・スペーサー数・金額まで出せるツールを作りました。下の画面でそのまま使えます。
初めての方は使い方へ サンプル現場(L字の土間と玄関ポーチ)で、図面を開くところから切断図・数量まで画面の順に説明しています。
メッシュ割付ノートでできること
図面をなぞって、実際の引き方を見る
PDFや画像の図面を開いて、メッシュを敷く範囲の角を順にクリックします。縦横に近い線は吸着し、斜めの辺もそのまま描けます。長さと角度を数字で入れて描くこともできます。割付は鉄線のピッチまで描くので、どこに生材(加工なしのシート)が入り、どこを切るかが図面の上で見えます。
切ったメッシュを別の場所へ回して、本当に要る枚数を出す
半端になった片は、ほかの片の切れ端から取れないかを板取りして、切断図にまとめます。別のエリアの切れ端も使います。「この片は#3のシートから切る」と図面と切断図がつながるので、そのまま加工の段取りに使えます。隙間に1×2のような小さい規格が入るなら、そちらで取ります。
トーアミCDメッシュのひげ側まで考える
CDメッシュは、ひげを前に敷いたシートに重ねていく延長筋型の継手です。片側から敷いていくと、最初の列のひげは壁際に来ます。このツールでは、隣と重ねる片はひげ付きの端から切り出す前提で板取りし、ひげのない端材は壁際の片にしか回しません。切断図にもひげ側を描いています。
開口、トン数、スペーサー、金額まで
ピットや柱型などの開口は、なぞるか寸法で抜けます。規格ごとの枚数と重量、合計トン数、スペーサーの個数が出て、1枚あたりの単価を入れれば金額も出ます。集計はExcelに貼れる形でコピーできます。
使い方
1. 図面を開いて縮尺を合わせる
「図面を開く」からPDFか画像を選びます。PDFは縮尺(1/100など)を選ぶだけで実寸になります。画像のときは、寸法がわかっている線の両端をクリックして実寸を入れます。図面がなくても「寸法で長方形」からエリアを作れます。
2. メッシュを敷く範囲をなぞる
「なぞって追加」で角を順にクリックし、始点に戻ると閉じます。右の欄で規格(φ6×150、CD6×150など)、敷く向き、敷きはじめの角、外周の控えを決めます。開口があれば同じ欄から追加します。
3. 割付と切断図を確かめる
図面上の片をクリックすると、どのシートから何mmで切るかが出ます。「割付・切断」タブには、シートごとの切断図と歩留まりが並びます。
4. 集計を見て、単価を入れる
「集計」タブで枚数・重量・スペーサー数を確認し、必要なら単価を入れて金額を出します。「集計をコピー」でExcelにそのまま貼れます。
計算のルール
ワイヤーメッシュ(丸鉄線)のサイズと重量は、トーアミの在庫品表(φ2.6〜6、網目50〜200、1×2と2×4)の値を使っています。重ね継手は「最外端の横筋間で網目+50mm以上かつ150mm以上」に、シート端の突出しを足して出しています。φ6×150の2×4なら長辺方向300mm、短辺方向250mmです。
トーアミCDメッシュの重ね継手は延長筋型で、Fc30未満は35d、Fc30以上は30dです(CD6なら210mm・180mm)。CDメッシュの重量は公表値が見当たらないため、鉄線の本数と長さからの計算値です。
切断寸法は鉄線の間で切る前提で、網目の倍数に切り上げています。スペーサーは縦横900mm間隔・外周から100mmで配置するのが初期値で、m²あたりや1片あたりの個数でも数えられます。どの値も画面の中で変えられます。
使うときの注意
出てくる数量は拾いの目安です。重ね長さやスペーサーの間隔は、設計図書や特記仕様、メーカーの施工要領を優先してください。図面や入力した内容はお使いのブラウザの中だけで計算・保存していて、どこにも送信していません。
「ここが現場と違う」「こういう拾い方もしたい」ということがあれば、お問い合わせから教えてください。ほかの数量拾いツールは数量拾いツールの一覧にまとめています。