石膏ボードの重さ|12.5mmは1枚14.1kg、合計の計算機つき

石膏ボードの重さのアイキャッチ(内装下地工事・資料) 18 内装下地工事

18 内装下地工事|資料

  1. 関連:LGS工事の順番と段取り
  2. 資料:この記事

石膏ボード(プラスターボード、現場ではPB)の重さは、普通ボード(3×6板 910×1820mm)で9.5mmが1枚10.9kg、12.5mm(「12mm」と呼ばれる厚み)が1枚14.1kg、強化ボードの15mmが1枚19.4kgです。数値は吉野石膏が公開している標準的な重量(2018年4月より)です。

内装下地の搬入計画を作っている事務所で、ルーが電卓を持ったまま手を止めた。

ルー

先輩、石膏ボードの重さって1枚何キロですか?枚数は拾えたのに、合計が出せなくて。

Kony

実は僕も、1枚の重さは覚えていなかったんだよね。気にしてきたのは置き場所のほうでさ。

ルー

じゃあ「石膏ボード 重さ 12mm」で調べてみます。

Kony

そこでもう一つ引っかかるよ。メーカーの表に12mmはなくて、12.5mmなんだ。

ルー

重さが分かったら、次は何を決めるんですか?

Kony

置き場所と搬入の回数。床が持つかは、置く前に構造設計者・監理者に確かめる決まりにしよう。まずはメーカーの表で1枚の重さを確かめて、合計まで出しちゃおう。

結論

  • 普通の石膏ボード(3×6板)は、9.5mmが1枚10.9kg(6.6kg/m²)、12.5mm(「12mm」と呼ばれる厚み)が1枚14.1kg(8.5kg/m²)。
  • 15mmは公開表では強化ボードの値で、1枚19.4kg(11.7kg/m²)。
  • 同じ厚みでも、強化・防水・硬質は重くなる。数値は吉野石膏の公開値。

目次

石膏ボードの重さ一覧(厚み・種類別)

吉野石膏の「よくあるご質問」に載っている重さから、主な値を一覧にしました。この表の1枚の重さは3×6板(910×1820mm)の値で、21mmだけは2×6板(606×1820mm)、ハイパーハードTは910×3000mmの値です。

種類(記号)厚みkg/m²1枚(kg)
タイガーボード(GB-R)9.5mm6.610.9
タイガーボード(GB-R)12.5mm8.514.1
タイガー超軽量せっこう板9.5mm4.88.0
タイガー超軽量せっこう板12.5mm6.310.4
不燃タイガーボード9.5(GB-NC)9.5mm7.011.6
タイガー防水ボード(GB-S)9.5mm6.811.3
タイガー防水ボード(GB-S)12.5mm8.914.7
タイガー不燃防水ボード(GB-S)12.5mm9.315.4
強化 タイガーボード・タイプZ(GB-F)12.5mm9.816.2
強化 タイガーボード・タイプZ(GB-F)15mm11.719.4
強化 タイガーボード・タイプZ(GB-F)21mm16.418.1(2×6板)
硬質 タイガースーパーハード(GB-R-H)9.5mm11.619.2
硬質 タイガースーパーハード(GB-R-H)12.5mm15.225.2
硬質 タイガーハイパーハードC(GB-R-H)9.5mm9.716.1
硬質 タイガーハイパーハードT(GB-R-H)12.5mm12.734.7(3m板 910×3000mm)

出典:吉野石膏「よくあるご質問」の重量の回答「主な商品の標準的な重量」(2018年4月より)。防水ボードは軽量化後の値で、従来品は9.5mmが13.1kg(7.9kg/m²)、12.5mmが17.2kg(10.4kg/m²)です。ほかのメーカーの製品は値が違うことがあるので、発注する製品のカタログで確かめてください。

表の記号は、メーカー表の種類名と記号の組み合わせどおりです。GB-R=タイガーボード(普通)、GB-NC=不燃タイガーボード9.5、GB-S=防水ボード・不燃防水ボード、GB-F=強化せっこうボード、GB-R-H=硬質せっこうボードです。

同じ12.5mmでも、超軽量の10.4kgからスーパーハードの25.2kgまで開きがあり、スーパーハードの1枚は、普通の9.5mmを2枚(21.8kg)持つより重い。名前のとおり、持つ側にもハードです。ボードの種類の違いは内装ボードの選び方にまとめています。

12mm・9.5mm・15mmの重さと1m²あたり

「12mm」で探している普通ボードは、メーカーの表では12.5mmで1枚14.1kg、9.5mmは10.9kgです。1m²あたりでは、普通ボードの9.5mmが6.6kg、12.5mmが8.5kg、強化ボードの15mmが11.7kgです。

15mmは、公開表では強化ボード(GB-F)の値で、1枚19.4kgです。普通ボードの15mmは公開表に値がないので、使う製品のカタログで確かめます。

1m²あたりの重さ(kg/m²)に3×6板の面積をかけると、1枚の重さになります。3×6板は0.91×1.82=約1.66m²なので、12.5mmなら8.5×1.66=約14.1kgです。

3×6板の寸法と1枚の重さの出し方 3×6板は幅910mm、長さ1820mmで面積は約1.66平方メートル。12.5mmの普通ボードは8.5kg/m²なので、8.5×1.66で1枚約14.1kgになる。 1820 910 3×6板 0.91×1.82≒1.66m² 12.5mm GB-R 8.5kg/m² ×1.66m² ≒14.1kg/枚 単位 mm。値は吉野石膏の公開値[1]
図1 3×6板の寸法と、kg/m²から1枚の重さを出す考え方。吉野石膏の公開値をもとに Konylog が作図。

よくある誤解が2つあります。1つ目は、普通ボード15mmの重さを数値で並べている一覧です。吉野石膏の公開表には、普通ボード15mmの値はありません。2つ目は硬質の9.5mmで、スーパーハードが19.2kg、ハイパーハードCが16.1kgと製品で違います。同じ記号(GB-R-H)でも、製品名まで見てください。

合計の重さを出す計算機(種類・厚み×枚数)

合計の重さは「1枚の重さ×枚数」で、種類が混ざるときは行ごとに足します。枚数の拾い方はLGS・PBの数量拾いで出してから、ここに入れてください。

石膏ボードの合計の重さ(種類・厚みを選び、枚数を入れる。例:12.5mm普通を50枚)

枚
枚
枚
枚数を入れると合計が出ます。

計算式は「1枚の重さ(kg)×枚数」を行ごとに足したものです。1枚の重さは上の一覧と同じ吉野石膏の公開値(2018年4月より)で、面積は3×6板を0.91×1.82m²、2×6板を0.606×1.82m²、ハイパーハードTを0.91×3.0m²として出しています。枚数は1行0〜2000枚に丸めます。合計はボードだけの重さで、パレット・桟木・台車の重さは入っていません。製品・メーカーで重さは違います。床の積載の可否は構造設計者・監理者に確認してください。

置き場所と搬入の回数の決め方

置き場所は、使い切るまでに次の作業の邪魔にならないかで決めます。いちいち動かすのは大変だからです。

どう置いても途中で動かすことになりそうなら、計算機で枚数と重さを出して、搬入の回数を増やすなど搬入側で調整します。使い切る分ずつ入れれば、途中で動かさずに済むからです。1回に運ぶ枚数は、使う工事用エレベーター・荷揚げ機の積載量(銘板や揚重の担当業者で確認)を超えない枚数にします。

目地を減らすために3×9などの長尺ボードを使うこともあります。長尺は、一覧の kg/m² に板の面積(3×8板は0.91×2.42m²、3×9板は0.91×2.73m²)をかければ目安が出せます。メーカー値ではない計算上の目安なので、発注する製品のカタログで確かめてください。

ボードの置き場所と搬入の回数を決める流れ 計算機で合計の重さを出す。使い切るまで次の作業の邪魔にならない置き場所の候補を決める。置く前に、床が持つかを構造設計者・監理者に確認する。確認できたら置く。途中で動かすことになるなら、搬入の回数を分けて使う分ずつ入れる。 1 計算機で合計の重さを出す 2 置き場所の候補を決める 使い切るまで次の作業の邪魔にならない所 3 置く前に、床が持つかを 構造設計者・監理者に確認 4 置く 2で決めるとき:途中で動かすことになるなら、搬入の回数を分けて 使う分ずつ入れる(1回はエレベーター等の積載量以内)
図2 置き場所と搬入の回数を決める流れ(段取り)。置く前に、床が持つかを構造設計者・監理者に確認する。床の積載の数値は表していない。

ボードを置く前に、床が持つかを構造設計者・監理者に確認してください。計算機の合計は、その相談に持っていく数字として使います。

保管のしかた(濡らさない・平らに置くなど)は、使う製品のメーカーの取扱い説明で確認してください。

次の一手は、枚数を拾って計算機で合計を出し、置き場所と1回の搬入枚数を決めることです。LGSからボードまでの工程の流れはLGS工事の順番と段取りにまとめています。

よくある質問

12mmの石膏ボードの重さは?

メーカーの表では厚みが12.5mmで、普通ボード(GB-R)の3×6板は1枚14.1kgです。

15mmの石膏ボードの重さは?

吉野石膏の公開表では強化ボード(GB-F)の値で、3×6板1枚19.4kgです。普通ボードの15mmは、使う製品のカタログで確かめてください。

石膏ボードは1m²あたり何kg?

普通ボードは9.5mmが6.6kg/m²、12.5mmが8.5kg/m²、強化ボードの15mmが11.7kg/m²です。

強化ボードは普通ボードよりどれくらい重いですか?

12.5mmで比べると、普通(GB-R)が1枚14.1kg、強化(GB-F)が16.2kgです。

防水ボードの重さは?

吉野石膏の防水ボード(GB-S)は軽量化後の値で、9.5mmが1枚11.3kg、12.5mmが14.7kgです。

3×8や3×9のボードの重さは?

吉野石膏の重量の表は、主な商品が3×6板(21mmは2×6板)の値で、長尺はハイパーハードT 12.5mm(3m板 910×3000mm、34.7kg)の1行だけです。3×8板(910×2420mm)・3×9板(910×2730mm)は、kg/m²×板の面積で目安を出し、発注する製品のカタログで確かめてください。

参考にした基準・資料

  1. 吉野石膏「よくあるご質問|サポート」せっこうボードの重量(主な商品の標準的な重量、2018年4月より) https://yoshino-gypsum.com/support/qa(閲覧日 2026-10-26)
  2. 吉野石膏「製品規格・寸法」タイガーボードの寸法(3×8版 910×2,420mm、3×9版 910×2,730mm) https://yoshino-gypsum.com/tpc/list_spec(閲覧日 2026-10-26)

この記事の確認日:2026-10-26

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