1級建築施工管理技士の通信講座8社|経験記述の添削回数で選ぶ

1級建築施工管理技士の通信講座8社を、経験記述の添削回数で比べる記事のアイキャッチ

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先に答え

  1. 一級建築施工管理技士の通信講座は、第二次検定の経験記述を見てもらうために使うと効きます。過去問を自分で回せて、答案を見てくれる上司・先輩がいれば、独学で足ります。
  2. 添削を安く受けるなら、独学サポート事務局(二次10,100円・添削5回)。動画で一次から進めるなら、能セン(一次・二次44,000円)。
  3. 会社が費用を出すなら、添削20回の総合資格学院(二次418,000円)。金額は2026年11月4日時点・公式サイトの税込価格です。

この記事で分かること

  • 8社の料金・添削・質問の比較表
  • 二次の準備を早く始められる講座
  • 講座が要るか・どれかが決まる

「何十万円も払って、現場が忙しい月に止まったらどうしよう」と、申し込む手前で迷っていませんか。

まずは、講座を比べる前に決めておく基準から見ていきます。

  1. 講座を選ぶ基準は4つ|添削・始める時期・1本の長さ・総額
  2. 結論:迷ったら3つの講座から選ぶ
  3. 1級建築施工管理技士の通信講座8社|料金・添削・質問の比較表
    1. 一次・二次をそろえた総額と、給付金を使ったときの差
  4. 現場と両立できるか|二次の準備を一次の前から始められる講座
  5. 8社の特徴と、向かない人・向く人
    1. 独学サポート事務局|二次の添削を安く何回も
    2. 能セン|動画を短く区切って、質問しながら進める
    3. SAT|動画と冊子で一次から、添削は3回(アガルートでも同じ講座)
    4. CIC日本建設情報センター|講義が短く、二次は2月から
    5. 全日本建築士会|早く始めて、時間をかけて受ける
    6. TAC|給付金を使い、質問の回数が決まった形で受ける
    7. 日建学院|校舎で相談しながら、映像講義と添削を組み合わせる
    8. 総合資格学院|添削20回で二次を仕上げる
  6. 僕が講座を選ぶなら|資格学校に通って分かったこと
  7. よくある質問
    1. 一級建築施工管理技士は、通信講座なしの独学で受かりますか?
    2. 第一次は独学、第二次だけ講座を使うのはありですか?
    3. 教育訓練給付金は使えますか?
    4. いつから始めればいいですか?
    5. 途中で続かなくなったら、受講料は戻りますか?
    6. 模範答案をもらって覚えれば、経験記述は書けますか?
  8. 申し込む前に確かめること|保証・返金・給付金
    1. 提携している2社の運営会社と、申し込んだ後に届く連絡
  9. まとめ

講座を選ぶ基準は4つ|添削・始める時期・1本の長さ・総額

一級建築施工管理技士の講座は、次の4つで比べると選びやすくなります。いちばん差が大きいのは、第二次検定の経験記述を何回見てもらえるかです。

  1. 経験記述の添削の回数:第二次の問題1は記述式です。令和6年度からは問題文に工事概要が示され、示された工事に自分の経験を当てはめて書く形になりました。自分の答案は、自分では採点しにくい問題です。
  2. 二次の準備をいつ始められるか:令和8年度は、一次の合格発表(8月25日)から二次(10月18日)まで約8週間でした。
  3. 1本の長さと、スマホで見られるか:昼休みや残業後の30分で区切って進められる形かどうかです。
  4. 総額と、給付金・会社の負担:一次・二次をそろえた金額で比べます。

3つ目は、僕自身のやり方から入れました。僕は第一次検定の過去問を、昼休みと残業が終わってからの時間で回しました。まとまった時間を待っていると、施工管理の仕事では試験日のほうが先に来ます。

では、この4つで並べると、どの講座が残るのかを先に見ます。

結論:迷ったら3つの講座から選ぶ

4つの基準で並べると、状況ごとに次の3つが候補に残ります。1枚目は、受講料を自分で払う人向けに、二次の添削1回あたりの金額がいちばん安い講座です。添削の回数そのものがいちばん多いのは、3枚目の総合資格学院です。ボタンを押すと、この記事の中にある各社の説明(向かない人・向く人)に移ります。

二次の答案だけ見てほしい

独学サポート事務局

過去問は自分で回せる人へ。第二次だけのコース10,100円(教材は別)に、経験記述の添削が5回つきます。

独学サポート事務局の説明を読む向かない人・向く人まで、この記事の中で読めます
動画で一次から進めたい

能セン

昼休みに1本約30分ずつ見たい人へ。一次・二次で44,000円、質問は最大50回まで無料。添削は1回です。

能センの説明を読む向かない人・向く人まで、この記事の中で読めます
添削の回数がいちばん多い

総合資格学院

会社が費用を出し、教室に通える人へ。二次コース418,000円で添削20回。一般教育訓練給付金を利用できます。

総合資格学院の説明を読む向かない人・向く人まで、この記事の中で読めます

3つ以外の講座も含めて、8社の料金・添削・質問を表で比べます。

1級建築施工管理技士の通信講座8社|料金・添削・質問の比較表

8社の令和9年度向けの講座を、公式サイトに書かれた内容だけで並べました。確かめられなかった項目は「公式サイトで確認」としています。料金は税込で、2026年11月4日時点・各社公式サイトの金額です。

講座一次二次一次+二次
独学サポート事務局※19,000円(教材込み)10,100円(教材別)〜25,500円13,100円(教材別)〜37,400円
能セン※(オンライン)33,000円19,800円44,000円
SAT(E講座)43,780円38,280円1級のセット価格の記載なし
CIC日本建設情報センター(Web)42,900円36,300円セット価格の記載なし
全日本建築士会(Web)38,000円31,000円51,000円
TAC165,000円99,000円242,000円
日建学院330,000円(一次Webコース)198,000円(二次コース)セット価格の記載なし
総合資格学院99,000円(一次WEBコース)418,000円(二次コース・通学)セット価格の記載なし
表1 1級建築施工管理技士の講座の料金(令和9年度向け・税込。2026年11月4日時点・各社公式サイト)。※は当サイトが提携している広告主(A8.net経由)。独学サポート事務局の幅は、教材セットと作文作成代行を付けるかどうかの違い。表は通常の受講料で、期限つきの早割(TAC・独学サポート事務局など)は入れていない
講座経験記述の添削質問
独学サポート事務局※5回(二次を含むコース)メール・FAX(回数は公式サイトで確認)
能セン※1回(追加は1回2,750円)メール・電話。最大50回まで無料
SAT3回スマホで撮影して質問(回数は公式サイトで確認)
CIC添削サービスつきと記載(回数は公式サイトで確認)。11月4日時点で「本年度の添削サービスの受付は終了」の表示もある公式サイトで確認(通学は会場で質問できる)
全日本建築士会3課題(有料で増やせる)公式サイトで確認
TAC3回質問メール(一次12回・二次6回)
日建学院二次コースで5回一次Webは受講生専用ページから。二次コースは質問対応なし
総合資格学院二次コースで20回公式サイトで確認
表2 第二次検定の経験記述の添削と質問の方法(2026年11月4日時点・各社公式サイト)。※は当サイトの提携広告主

SATの講座は、アガルートでも販売されています。アガルートの販売ページには「本商品はSAT株式会社がサービスを提供します」とあります。料金と添削の回数も同じなので、1社として数えました。KGKC(建設技術教育センター)は、公式サイトの案内が令和8年度向けのままでした(11月4日時点)。そのため、表には入れていません。

表から読めることは3つです。

  • 添削1回あたりがいちばん安いのは、独学サポート事務局です。二次だけのコースは10,100円で5回なので、1回約2,000円。ただし動画はなく、教材は市販のテキストです。
  • 一次・二次を動画でそろえて5万円前後に収まるのは、能セン(44,000円)と全日本建築士会(51,000円)です。
  • 添削の回数を最優先するなら、総合資格学院の20回。TAC・日建学院・総合資格学院の大手3校は、一般教育訓練給付金の対象コースを持っています。

一次・二次をそろえた総額と、給付金を使ったときの差

同じ年に一次・二次を受けるなら、両方そろえた金額で比べます。セット価格がない講座は、一次と二次の金額を足しました(足し算は筆者)。

  • 5万円未満:独学サポート事務局 13,100円〜37,400円、能セン 44,000円
  • 5万〜10万円:全日本建築士会 51,000円、CIC 79,200円、SAT 82,060円
  • 20万円以上:TAC 242,000円、総合資格学院 517,000円、日建学院 528,000円

CIC・SAT・総合資格学院・日建学院は、表1の一次と二次の金額を足しています。総合資格学院は一次WEBコース、日建学院は一次Webコースで足しました。

一般教育訓練給付金の対象コースは、条件を満たして修了すると給付があります。自分で払った受講料の20%(上限10万円)が、ハローワークから支給されます。日建学院の一次Webコース330,000円なら、66,000円です。TACの一次対策本科生165,000円なら33,000円で、TACの公式サイトにも同じ計算例が載っています。

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表の2社の料金を、公式サイトで確かめる

  • 独学サポート事務局:二次10,100円から(添削5回・教材は別)
  • 能セン:一次・二次44,000円(添削1回・質問最大50回)

独学サポート事務局の料金を見る

能センの料金を見る

どちらも僕は使っていません。添削の回数と受講期間を、公式サイトで見てから決めてください。

料金の次は、現場の仕事と両立できるかを、二次の準備を始められる時期で比べます。

現場と両立できるか|二次の準備を一次の前から始められる講座

同じ年に一次・二次を受けるなら、二次の教材が春までに届く講座のほうが、経験記述の準備に時間を回せます。一次の合格発表から二次までは、令和8年度で約8週間しかありませんでした。大手3校の二次の本講義は、7月〜9月に始まります。早いのは、TACの早期講義(施工管理入門、1月から配信)と、日建学院の二次本科速修コース(6月下旬開講)です。

講座学び方二次の教材・講義が始まる時期
独学サポート事務局※市販テキスト+配布資料+メール。動画なし申込み後すぐ(添削の提出は本試験の2週間前まで)
能セン※動画(PC・スマホ、1本約30分)。一次約12時間・二次約5.5時間2027年3月1日から配信(11月4日時点で準備中)
SATeラーニング(DVD版もあり)。一次約23時間・二次約10時間申込み後(視聴は2027年12月31日まで)。添削用紙は2027年度版で届く
CICWeb・DVD・通学。一次約13時間・二次約8.5時間(予定)2027年2月中旬ごろから
全日本建築士会教室講義の録画をWebで配信。1回3時間を1時間ごとにも見られる2026年12月5日開講
TACWeb通信または通学。二次は早期講義24回(1回20〜30分)+本講義14回早期講義(施工管理入門)は1月から配信。教材は2027年3月26日から順次(給付金を使う人は7月7日から)、本講義は8月25日から配信
日建学院通学・Web二次コースは2027年9月上旬開講(Web受講の教材は7月下旬から発送)。二次本科速修コースは6月下旬開講
総合資格学院通学(教室によっては映像)二次コースはプレ講座が2027年7月18日から、本講座は8月から(申し込む時期によっては早期講座が無料でつく。中身と始まる時期は公式サイトで確認)
表3 学び方と、第二次の教材・講義が始まる時期(令和9年度向け。2026年11月4日時点・各社公式サイト)。令和9年度の試験日程は、11月4日時点で未発表

僕は第一次の過去問を、昼休みと残業後に回しました。同じ時間の使い方で二次の準備も進めるなら、一次の勉強の合間に経験記述の材料を書きためられるかが分かれ目です。材料とは、自分の現場でやったことを「工種・作業名/理由/実施した内容」に分けたメモのことです。書き方は1級建築施工管理技士の独学の記事にまとめています。

動画の量は、昼休みの日数で数える

1日30分ずつ見ると、一次の動画を見終わるまでの日数は次のとおりです。

  • 能セン(約12時間):24日
  • CIC(約13時間):26日
  • SAT(約23時間):46日

表だけでは、自分に合う講座までは決めにくいはずです。次は8社を1社ずつ見ていきます。

8社の特徴と、向かない人・向く人

1社ずつ、特徴と「つまり何がうれしいか」、向かない人・向く人をまとめます。提携している独学サポート事務局と能センは、僕は使っていません。ほかの6社も、受講した体験は書いていません。

独学サポート事務局|二次の添削を安く何回も

市販のテキストと過去問で自分で進め、事務局がメール・FAXの質問と経験記述の添削で支える形です。二次を含むコースには添削が5回つき、二次だけなら10,100円(教材は別)です。

教材セットや、受講者の経験に合わせた答案をつくる「作文作成代行」(10,800円)は、追加で選べます。なお、受講申込規約には、サポートの終了についての決まりがあります。作成・添削・質問のやりとりが延べ10回を超えると、受講状況によって終えることがある、という内容です。

つまり、一次を自分で回せる人が、二次の答案だけを外の目で見てもらう使い方に向いています。気をつけたいのは、公式の受講要領が「完成文を本試験の2週間前ごろから暗記する」流れになっている点です。いまの問題1は、示された工事に合わせて書く形です。もらった答案は丸暗記より、自分の材料を増やす見本として使うほうが合います。

向かない人

  • 動画の講義で教わりたい
  • 電話で質問したい(電話サポートは原則なし)
  • 途中でやめるかもしれない(申込み後のキャンセルは原則不可)

向く人

  • 過去問を自分で回せる
  • 二次の答案を見てくれる人が社内にいない
  • 費用を1〜4万円に抑えたい

社内に見てくれる人がいなくても、二次だけのコースで5回分の答案を外の目で見てもらえます(10,100円・教材は別)。

PR|独学サポート事務局の公式サイトで、コースと添削の中身を見る(運営:株式会社ディーラーニング)

能セン|動画を短く区切って、質問しながら進める

動画は1本約30分で、PC・スマホから配信期間中は何度でも見られます。一次・二次セットは44,000円で、教材・添削1回・送料が込みです。質問は資格取得アドバイザーに最大50回まで無料で、メール・電話で受け付けています。

つまり、昼休みに1本ずつ進めながら、分からない所を聞ける講座です。令和9年度は通学講習を行わず、オンライン講座のみと書かれています。込みの添削は1回ですが、追加の添削は1回2,750円で頼めるので、経験記述を何度も直したい人も回数を足していけます。

向かない人

  • 添削を込みで何回も受けたい(込みは1回)
  • 教室で受けたい(令和9年度はオンラインのみ)
  • 一般教育訓練給付金を使いたい(1級建築は対象講座の一覧にない)
  • 途中でやめるかもしれない(オンライン講座は原則キャンセル不可)

向く人

  • スマホで短い動画を見て進めたい
  • 質問しながら進めたい
  • 一次・二次を5万円以下でそろえたい

一次・二次を44,000円でそろえ、分からない所は最大50回まで無料で聞けるので、昼休みの1本約30分から進められます。

PR|能センの公式サイトで、講座の中身と無料動画を見る(運営:株式会社NOUSEN)

SAT|動画と冊子で一次から、添削は3回(アガルートでも同じ講座)

eラーニング(DVD版もあり)と冊子テキストで、一次は約23時間、二次は約10時間の講義です。二次には記述の添削3回と添削実例集がつきます。スマホで撮影して質問でき、30日間の返金保証(条件あり)があります。

つまり、動画と冊子で一次から順に進めたい人向けです。一次・二次を両方買うと82,060円です。公式サイトでは「合格レベルの答案」を元に答案を作ることを勧めているので、自分の工事に合わせて書き直す手間は残ります。ただ、添削が3回あるので、書き直した答案を見てもらえます。

向かない人

  • 一次・二次を5万円以下にしたい
  • 質問の回数を先に知りたい(回数は公式サイトで確認)

向く人

  • 一次から動画で順に進めたい
  • 返金保証のある講座を選びたい
  • 添削を3回は受けたい

一次から動画で進めたい人にとって、30日間の返金保証(条件あり)は、始める前の迷いを小さくしてくれます。

CIC日本建設情報センター|講義が短く、二次は2月から

Web・DVD・通学の3つから選べ、Webは一次42,900円・二次36,300円です。講義は一次約13時間、二次約8.5時間(予定)と短めです。

二次は2027年2月中旬ごろから教材が届き、施工経験記述の添削サービスがつくと書かれています。ただし11月4日時点では、令和9年度の欄にも「本年度の添削サービスの受付は終了いたしました。現在は練習用紙の送付となります」と表示されていました。

つまり、講義を短く済ませて、早い時期から二次に手をつけたい人に向いています。令和9年度向けで添削を受けられるか、その回数、質問の方法は、11月4日時点の公式ページでは読み取れませんでした。申込み後の取り消しは原則返金なしと書かれているので、申し込む前に問い合わせて確かめてください。

向かない人

  • 添削の回数を先に知ってから決めたい
  • 申込み後にやめる可能性がある

向く人

  • 講義の時間を短くしたい
  • 2月から二次に手をつけたい
  • DVDか通学も選びたい

二次の教材は2027年2月中旬ごろに届く予定なので、一次の勉強と並行して、経験記述の準備に早めに手をつけられます。

全日本建築士会|早く始めて、時間をかけて受ける

教室講義を録画したWeb講座で、一次・二次セットは51,000円です。二次は12月5日開講で、経験記述の添削が3課題つき、有料で課題を増やせます(1課題増で3,000円)。講義は1回3時間ですが、1時間ごとに区切っても見られるように編集されています。

つまり、冬から時間をかけて講義を受け、二次の添削も数回受けたい人向けです。質問の方法と返金の条件は、公式サイトで確認してください。一次・二次で5万円台に収まり、添削の追加も1課題3,000円からと分かりやすい料金です。

向かない人

  • 講義の時間を短くしたい
  • 質問の方法を先に知ってから決めたい

向く人

  • 冬から早めに始めたい
  • 添削を3〜5課題は受けたい
  • 一次・二次を5万円台でそろえたい

二次は12月5日に開講するので、冬のうちから経験記述の講義と添削に手をつけられます。

TAC|給付金を使い、質問の回数が決まった形で受ける

Web通信と通学から選べます。通常の受講料は、一次対策本科生165,000円、二次対策本科生99,000円、両方のトータル本科生242,000円です。

申込み時点で26歳の誕生日を迎えていない人と学生には、アンダー25の料金があります。一次対策本科生は132,000円、トータル本科生は209,000円です。一次対策本科生とトータル本科生は、2027年1月5日までの申込みに33,000円引きの早割があります。

二次は記述の添削3回と、質問メール6回(一次は12回)。一次・二次を同じ年度に申し込んで一次に落ちたら、二次の開講前なら二次の受講料を全額返金すると書かれています。

つまり、給付金を使いながら、講師に質問できる形で一次から受けたい人向けです。一次対策本科生と二次対策本科生(Web通信)は、一般教育訓練給付金の対象です。二次の本講義の配信は2027年8月25日からですが、施工管理入門の早期講義24回は1月から配信されます。経験記述の材料づくりは、本講義より前に自分で始めておきます。

向かない人

  • 総額を10万円以下にしたい
  • 経験記述の講義を春から受けたい(1月からの早期講義は施工管理入門。本講義は8月25日から)

向く人

  • 給付金を使って一次から受けたい
  • 質問の回数がはっきりした講座がいい
  • 一次に落ちたときの返金を重視する

同じ年度に一次・二次を申し込めば、一次に落ちても二次の受講料は全額戻ります(二次の開講前)。二次まで続けて申し込むときの迷いを、小さくできます。

日建学院|校舎で相談しながら、映像講義と添削を組み合わせる

通学とWebがあり、一次Webコースは330,000円、二次コースは198,000円です。二次添削指導付きコースは231,000円です。二次コースは経験記述の添削課題が5回で、二次の講座には質問対応がありません。一次コース・一次Webコース・二次本科速修コースは、一般教育訓練給付金の対象です(直営校のみ)。

つまり、校舎の窓口で相談しながら、映像講義と添削を組み合わせたい人向けです。一次・二次をそろえると50万円を超えるので、会社の負担や給付金を使える人のほうが選びやすい講座です。二次コースは2027年9月上旬に開講します。経験記述の講義から始める二次本科速修コース(275,000円)は、6月下旬に始まります。

向かない人

  • 費用を抑えたい
  • 二次で質問したい(二次の講座は質問対応なし)

向く人

  • 会社が費用を出してくれる
  • 校舎で相談しながら進めたい
  • 給付金を使いたい

会社の負担がなくても、給付金の対象コース(直営校のみ)なら、自己負担を減らせます。条件を満たして修了すると、自分で払った受講料の20%(上限10万円)が支給されます。

総合資格学院|添削20回で二次を仕上げる

二次コースは通学(教室によっては映像)で418,000円、経験記述の添削は合計20回です。一次は、通学の一次コース374,000円のほかに、一次WEBコース99,000円もあります。

一次WEBコースの映像講義は全19回で、配信は2027年4月下旬以降の予定です。一般教育訓練給付金は、一次コースと二次コースで利用できます。二次コースは、人材開発支援助成金(会社が申請する制度)の対象とも書かれています。

つまり、公式サイトに添削の回数が書かれている7社の中で、いちばん多い添削を重ねて二次を仕上げたい人に向く講座です。

二次のWEBコース(二次集中WEBコース)は、令和8年度分に添削がありません。令和9年度分は、2027年6月中旬ごろに販売予定です。二次の本講座は8月に始まり、決まった日に教室へ通う時間が要ります。通う時間を取れるなら、20回の添削で答案を何度も直せます。

向かない人

  • 費用を抑えたい
  • 決まった日に教室へ通う時間が取れない

向く人

  • 添削の回数を最優先したい
  • 会社が費用を出し、教室に通える

会社に費用を相談するときは、二次コースが人材開発支援助成金の対象であることが材料になります。

公式サイト:総合資格学院 1級建築施工管理 二次コース(広告ではありません)

8社を見たところで、僕が資格学校に通って分かった「講座を選ぶときに見る所」を書きます。

僕が講座を選ぶなら|資格学校に通って分かったこと

先に書いておくと、僕は1級建築施工管理技士の第一次検定を、講座ではなく過去問で準備しました。過去問を5年分くらい、3周くらい。時間を取ったのは、昼休みと残業が終わってからです。

資格学校に通った試験もあります。二級建築士は入社1年目に受け、「製図は独学では厳しい」と聞いて学校に通いました。会社で残業してから学校で勉強し、長い日は夜12時くらいまで。日曜も毎週通い、1回で受かりましたが、すごく大変でした。

一級建築士も、資格学校に通いました。現場が終わってからの勉強は、平日に取れても2〜3時間。課題の量が多くて、間違えた所だけを重点的に復習する時間は、あまり取れませんでした。

一級建築士は2回受けて、まだ受かっていません。講座に通えば受かる、とは僕には言えません。

資格学校での経験から、講座を選ぶなら次の2つを見ます。

  • 出される量を、自分の時間で繰り返せるか:講座の教材も、何周もできる量かで見ます。いろいろな教材を1回ずつ解くより、1冊に決めて何回もやり込むほうがずっといい、というのが僕の考えです。
  • 通う日が決まっているか、自分で区切れるか:現場の忙しさは、月によってまるで違います。通う日が決まっている講座なら、その日を先に工程表へ入れられるかが分かれ目です。

選び方の次は、申し込む前によく出る疑問に答えます。

よくある質問

一級建築施工管理技士は、通信講座なしの独学で受かりますか?

第一次検定は、過去問で答え合わせができるので、独学でも狙えます。僕も第一次は、過去問5年分くらいを3周して準備しました。第二次検定は令和7年度の合格率が39.0%で、受けた人の10人に4人ほどです。記述は自分で採点しにくいので、答案を見てくれる上司・先輩がいなければ、添削だけ外に頼む方法があります。

第一次は独学、第二次だけ講座を使うのはありですか?

ありです。8社とも第二次だけのコースがあり、独学サポート事務局は10,100円(教材は別)から、能センは19,800円です。講座を申し込まずに、能センの「経験記述の添削のみ」(1回4,180円・二次対応テキスト付き)を使う方法もあります。

教育訓練給付金は使えますか?

公式サイトで一般教育訓練給付金の対象と書かれているのは、次の3校のコースです。

  • TAC:一次対策本科生、二次対策本科生(Web通信)
  • 日建学院:一次コース・一次Webコース・二次本科速修コース(直営校のみ)
  • 総合資格学院:一次コース・二次コース

能センの対象講座の一覧に、1級建築施工管理技士の講座はありません。給付は、自分で払った受講料の20%(上限10万円)です。雇用保険に入っていた期間が原則3年以上(初めて使う人は1年以上)などの条件があります。ほかの講座は対象かどうかを公式サイトで、自分が条件に当てはまるかはハローワークで確かめてください。

いつから始めればいいですか?

令和8年度は、申込みが2月13日〜27日(第一次・第二次)、第一次検定が7月19日、第二次検定が10月18日でした。令和9年度の日程は、2026年11月4日時点で発表されていません。

同じ年に二次まで受ける人は、経験記述の材料を春のうちに集めておきます。一次の発表後の約8週間を、答案の仕上げに使えるからです。同じ年に二次まで受けられるかは受験資格の記事、日程は試験日程の記事で確かめられます。

途中で続かなくなったら、受講料は戻りますか?

公式サイトで確かめられた範囲では、次のとおりです。

  • 原則キャンセル・返金なし:独学サポート事務局(商品の受け取り後。教材のみの返品は可)、能センのオンライン講座、CIC
  • 返金の制度あり:SAT(30日間の返金保証・条件あり)、TAC(一次に落ちたときの二次の全額返金・二次の開講前)

独学サポート事務局の受講申込規約には、年度やコースの変更の決まりもあります。本人の意図しない事情で受験できなくなったとき、受講期間内に証明書などを付ければ認める、という内容です。全日本建築士会・日建学院・総合資格学院は、申し込む前に申込書や約款の「解約」「返金」の欄を読んでおくと安心です。

模範答案をもらって覚えれば、経験記述は書けますか?

丸暗記だけでは合わせにくくなっています。令和6年度から、第二次の問題1は問題文に工事概要が示され、示された工事に自分の経験を当てはめて書く形です。

テーマも年ごとに変わりました。令和6年度は現場作業の軽減と時間外労働、令和7年度は品質管理、令和8年度は現場作業の軽減と施工の合理化です。もらった答案は、自分の現場の材料を増やす見本として使うほうが合います。

疑問が解けたら、申し込む前に保証・返金の条件を表で確かめます。

申し込む前に確かめること|保証・返金・給付金

公式サイトに書かれている保証や返金の条件を、事実だけ並べます。条件は変わることがあるので、申し込む画面でもう一度読んでください。

講座返金・保証一般教育訓練給付金
独学サポート事務局※合格の保証はなし。申込み後のキャンセルは原則不可(教材のみの返品、作文作成代行の着手前の返金は可)公式サイトで確認
能セン※オンライン講座は原則キャンセル不可。再受講割(同じコースを受け直すと5,000円引き)1級建築は対象講座の一覧にない
SAT30日間の返金保証(条件あり)。不合格通知書を見せると質問の回数が最初の状態に戻る公式サイトで確認
CIC申込み後の取り消しは、受講料・図書代とも原則返金なし公式サイトで確認
全日本建築士会公式サイトで確認公式サイトで確認
TAC同じ年度に一次・二次を申し込み、一次に落ちたら、二次の開講前なら二次の受講料を全額返金一次対策本科生、二次対策本科生(Web通信)
日建学院公式サイトで確認一次コース・一次Webコース・二次本科速修コース(直営校のみ)
総合資格学院解約は受講申込書の裏面・約款で確認一次コース・二次コース
表4 返金・保証と一般教育訓練給付金(2026年11月4日時点・各社公式サイト)。給付金はハローワークの審査で決まる

申し込む前に、無料で中身を見る方法もあります。

  • 日建学院・TAC・CIC・SAT(アガルート):サンプル動画や体験講義
  • 能セン:1級建築の無料動画

迷ったら、昼休みにサンプル動画を1本見てみるのが手軽です。1本の長さが自分の時間に合うかを、申し込む前に確かめられます。

提携している2社の運営会社と、申し込んだ後に届く連絡

独学サポート事務局は株式会社ディーラーニング、能センは株式会社NOUSENが運営しています。独学サポート事務局の事務局案内によると、サービスの企画は2004年です。2025年度の登録講師は26名で、うち建築は8名です。

能センの会社概要には、前身の株式会社能力開発研修センターを1983年に設立したとあります。2023年4月に、株式会社NOUSENがノウハウを継ぎました。どちらも、所在地・電話番号・適格請求書発行事業者の登録番号を公式サイトに載せています。

申込みで伝える情報は、どちらも氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどです。独学サポート事務局は、申込み後すぐに入門講座用の学習ファイルが届く流れです。代金は、申込みから10日以内に払います。

能センは、申込みフォームかFAXで申し込み、入金が確かめられた後にログイン情報と受講URLがメールで届きます。両社のプライバシーポリシーでは、個人情報の利用目的の一つが、メールマガジンやお知らせの配信です。能センは、関連サービスの紹介も目的に挙げています。

最後に、この記事で比べたことを3行にまとめます。

まとめ

  • 一級建築施工管理技士の通信講座で差が大きいのは、第二次検定の経験記述を何回見てもらえるかです。
  • 同じ年に二次まで受けるなら、二次の教材が春までに届く講座のほうが、経験記述の準備に時間を回せます。
  • 過去問を自分で回せて、答案を見てくれる人がいるなら、講座なしの独学で足ります。

自分に講座が要るかをもう一度確かめるなら、次の2本が近道です。講座を使わずに進める道と、1級までの全体の流れをまとめています。

PR|施工管理技士の通信講座

あなたはどちらにしますか?

  • 二次の答案だけ見てほしい:独学サポート事務局(二次10,100円から・添削5回)
  • 動画で一次から進めたい:能セン(一次・二次44,000円・質問最大50回)

独学サポート事務局の講座を見る

能センの講座を見る

申し込みは各社の公式サイトで。能センは1級建築の無料動画を公開しています。2社とも合わなければ、表のほかの6社や、講座を使わない独学も選べます。

この記事を書いた人:Kony

施工管理7年目資格3つ記事100本以上

地方の中規模ゼネコン(元請)で、建築の現場監督をしています。一級建築施工管理技士・二級建築士・宅地建物取引士。プロフィール/X(@konipelli)

参考にした資料(閲覧日はすべて2026年11月4日)

この記事の確認日:2026年11月4日(講座の料金・内容と試験の情報)。講座の料金や内容は変わることがあります。申し込む前に、各社の公式サイトで確かめてください。

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