1級建築施工管理技士の経験記述の書き方|6手順で現場の経験を答案に

1級建築施工管理技士の経験記述の書き方を6手順で解説する記事のアイキャッチ

例文を探しても、工事名や工期から書き出す古い形ばかり。今の問題にどう当てはめるのか分からない。

先に答え

  1. 令和6年度から、1級建築施工管理技士の経験記述は、問題文に示された工事について答える形です。
  2. 書き方は、自分の現場の経験を「工種・心配・したこと・結果」の部品に分け、その工事とテーマに当てはめることです。
  3. 年度別の表と6つの手順で、テーマが変わっても組み直せる準備ができます。
  1. 今の出題の形を、年度ごとに知る年度別の出題の表/令和8年度の問題と正答の公表
  2. 受けられる年と試験日を押さえる受験資格/試験日程
  3. 現場の経験を「部品」に分けてためる経験記述の下書きシート
  4. 6つの手順で答案に組み、見直す書き方の6つの手順
  5. 書けたら、人に見てもらう独学の進め方/通信講座の比較

まずは、令和5年度までと今とで、書き方の何が変わったのかを見ていきます。

1級建築施工管理技士の経験記述は、示された工事に経験を当てはめて書く

今の経験記述(第二次検定の問題1)は、問題文に示された工事とテーマに、自分の考えと経験を当てはめて書く問題です。

令和5年度までの問題1では、受検者が自分で工事を1つ選んでいました。工事名・工事場所・工期・あなたの立場などを書いてから、本題に答える形です。

令和6年度からの1級の問題文には、そうした記入の指示がありません。かわりに工事概要の表が問題の中に載り、その工事で何をするかを答えます。

令和8年度の1級には、「今日までの経験を踏まえ」という言葉もなく、「あなたの考え」を問う形でした。

年度・試験日・工事設問1(示された工事で)設問2(工事概要にかかわらず)
令和8年度
2026年
10月18日
RC造6階の事務所ビル
現場作業の軽減策を3つ。③は軽減と工期短縮のほかに得られる効果品質を保ちつつコストを抑える施工の合理化を2つ
令和7年度 臨時
2026年
1月25日
S造3階の店舗ビル
品質管理の考えを2つ。①は品質の目標と管理項目、③は確かめ方作業環境・周辺環境に配慮が要る作業と、その対応策
令和7年度
2025年
10月19日
S造7階(塔屋1階)の事務所ビル
品質管理で重点を置く項目を3つ。③は「実施すべき内容」組織で行う品質管理活動と、協力会社等への伝え方・良い影響
令和6年度
2024年
10月20日
RC造7階の共同住宅(52戸)
現場作業の軽減策を3つ。③は確保すべき品質と施工上の留意事項経験から見た時間外労働の要因と、組織としての取組
表1 テーマは毎回変わっても、設問1の②では、どの回も「理由」を聞いています。

出典は建設業振興基金の公表問題(令和8年度/令和7年度 臨時/令和7年度/令和6年度)で、設問は短く言い換えています。4回とも試験は13時〜16時、全6問のうち記述は問題1〜4でした。2026年11月4日確認。

年度・試験日・工事設問1設問2
令和7年度
2025年
11月9日
同じ敷地の解体・新築・改修から1つ
工事を遅らせない考えを3つ(材料・機械・作業員から選ぶ)作業工程を縮める方法と、縮める以外の良い影響を2つ
令和6年度
2024年
11月24日
新築・解体・改修から1つ
施工計画で検討すること(作業の方法・資材の扱い・養生)ごとの懸念と対策品質低下と公衆災害を防ぐための検討と対策
表2 2級も、示された工事から1つを選んで答える形に変わりました。

出典は建設業振興基金の公表問題(令和7年度/令和6年度/令和5年度)です。設問は短く言い換えています。令和8年度の受検の手引では、2級は2026年11月8日、14時15分から2時間です。問題は試験の翌営業日、午前9時から公開されます。2026年11月4日確認。

表を並べると、設問1の条件には、どの回もほぼ同じものが3つあります。

  • ①は「工種名又は作業名等」(臨時を除く)
  • ②③は「すべて異なる内容」で書く
  • 建築設備工事は書かない(2級 令和7年度の解体を除く)

1級の設問1には、どの回も「統括的な施工の技術上の管理を求められる立場として」という指示がありました。職人の目ではなく、現場全体を見る監督の目で書く、と僕は読んでいます。

資格の勉強で覚えたことより、現場でやってきたことのほうがずっと大きい。これが僕の実感です。

「考え」を問う形でも、その裏づけは自分の現場でやってきたことです。経験を、示された工事の言葉で説明し直す問題だと僕は考えています。

なお、記述の設問は試験機関が正答を公表していません。ここから先は、問題文の条件から組み立てた書き方で、「これが正解」という答えではありません。

>>【2026年10月】1級建築施工管理 第二次検定の正答公表|発表1/8

では、示された工事にどう自分の経験を当てはめるのか。次に、答案を組む6つの手順を見ていきます。

経験記述の書き方|答案を組む6つの手順

答案を組む順番は、問題文を読む、工種を選ぶ、部品を当てはめる、言葉と条件で仕上げる、の流れです。

  1. 設問の「テーマ・数・立場」に線を引く
    何を、いくつ、どの立場で書くかを先に決めます。令和8年度なら、設問1は軽減策を3つ、設問2は合理化の事例を2つ、という指定でした。数を取り違えると、中身がよくても聞かれたことへの答えになりません。
  2. 工事概要の表から、書ける工種に丸を付ける
    構造・階数・工期と、「在来工法」「現場打ち」などの仕様を見ます。設問1は示された工事が前提で、その工事に要らない工事や作業は「不可」です。設問2は、どの回も「工事概要にかかわらず」でした。
  3. 自分の現場の経験を「部品」で当てはめる
    部品は「工種」「心配」「したこと」「結果」の4つです。何の工事で、何が心配で、何をして、どうなったかです。示された工事と同じ構造の現場でなくても、同じ工種の経験なら当てはめやすくなります。
  4. 答えごとに「手段」を振り分ける
    3つの答えを、使う材料、工法、作業の順番、機械、人の割り振りのように、別々の手段に分けます。②③には「すべて異なる内容」という条件が付いているからです。
  5. 現場の言葉を答案の言葉に直し、数値を1つ入れる
    「業者さん」は「協力会社」、「テストピース」は「供試体」のように書き直します。数値は、回数・寸法・日数のうち1つを入れるところからです。
  6. 「不可」の条件と長さで見直す
    設備工事、示された工事に要らない作業、確認申請にかかわる変更などは消します。解答は「解答用紙の定められた範囲内に」書く決まりで、その大きさは公表されていません。短く言い切る練習をしておきます。

②③を書くときの型

〇〇のため△△が懸念された → □□を◯◯にした → その結果、〔数値〕で〜になった。提案の形で聞かれたら、同じ部品を「□□を◯◯にすれば、△△が減る」と言い換えます。

たとえば僕は、打設の前日に、配合の指定と生コン工場へ伝えた数量が合っているかを見直しています。部品にすると、工種は「コンクリート工事」、心配は「配合や数量の取り違え」です。したことは「前日の照合」になります。

>>コンクリート打設の段取り|2週間前から前日までに決めること

手順の3と5は、テーマによって集める部品が変わります。次は、令和6〜8年度に出たテーマごとに、部品の探し方を見ていきましょう。

テーマ別の考え方|軽減策・合理化・品質管理・時間外労働

テーマごとに問題が聞いている「軸」が違うので、部品を探す場所も変わります。

現場作業の軽減策(1級 令和6・8年度の設問1)

聞かれているのは、品質を保ったまま、現場でやる作業そのものを減らす策です。探す場所は、現場の作業を工場や前の工程、機械に移せないかです。工場で加工してから運ぶ、既製品を使う、揚重や小運搬の回数を減らす、といった方向があります。

令和6年度は「工程の短縮は図れるが現場作業の軽減には繋がらない内容」が不可でした。工期が縮むだけの話は、軽減策の答えになりません。

僕の現場では、図面の特記で既製品と決められていた梁貫通の補強筋を使いました。要る箇所と数は資材屋さんに図面と仕様書から出してもらい、僕が確かめてから発注しています。

新人に一つ伝えるなら「数のチェック」です。令和6年度の③(確保すべき品質と留意事項)なら、この確認が部品になります。

構造にかかわる部材や工法を変える提案は、構造設計者・監理者の判断が要ります。令和8年度は「建築確認の再申請が必要となるような変更」が不可でした。

>>梁貫通補強筋の既製品|決めるのは特記、監督が確かめる3つ

軽減策と混ざりやすいのが、次の「施工の合理化」です。

施工の合理化とコスト(1級 令和8年度の設問2)

聞かれているのは、品質を保ちながら、コストを下げた事例です。問題文では、コストが増えるのを防いだ場合も含むとされていました。

部品は「何を減らしたから、お金が減ったか」で探します。運ぶ回数、手戻り、材料のロス、仮設を置いておく期間などです。設問1の②と同じ内容は書けないので、設問1とは別の手段を選びます。

僕は、掘った土のうち埋め戻しに回せる分を、場内に残すようにしています。土を外から運び直す手間がなくなり、費用もかからないからです。

ただし、住宅が多い場所では仮置きそのものをやめることもあります。この判断は、臨時の設問2(周辺環境への配慮)でも使える部品です。合理化の事例は、その現場の条件で成り立つことまで書くと、読み手が納得しやすくなります。

>>埋戻しの締固め基準|転圧ピッチ300mmと巻き出し写真の残し方

コストの次は、令和7年度に2回続けて出た品質管理です。

品質管理(1級 令和7年度・令和7年度 臨時)

聞かれているのは、重点を置く品質管理項目を、何で測り、どう確かめるかです。品質管理項目は、スランプ・かぶり厚さ・試験の回数のように、測れる言葉で書きます。臨時試験の③の確かめる方法は、施工中か完了後のものに限られ、着手前のものは除かれています。

僕の現場では、1日に155m³(4m³の生コン車でおよそ39台分)を打つ土間がありました。1セットでは強度試験の数が足りないことは、打つ前から見えていました。監理者に相談して供試体を2セットに増やし、受入検査も6回に分けて行っています。

令和7年度の設問2は、組織的な品質管理活動と、協力会社等への伝え方でした。伝え方は、すでにある場を使うと書きやすくなります。僕の現場には毎週の工程会議と、月1回のパトロールと協議会があります。そこで決めたことは、作業する人全員に周知する決まりです。

>>土間コンクリートの打設計画|1日150m³を打ち切る時刻表と打つ順番

>>打設当日に監督が見るところ|受入・打重ね・締固め・養生

>>安全衛生協議会とは?「毎月1回」は指針|議題の順と準備する資料

最後の時間外労働は、ほかの3つと違い、働き方そのものが問われます。

時間外労働(1級 令和6年度の設問2)

聞かれているのは、経験を踏まえた時間外労働の要因と、組織としての取組です。①は「誰の、どの仕事が、なぜ延びたか」を書きます。②は個人の頑張りではなく、会社や現場の仕組みとして書きます。設問1の②と同じ内容は書けません。

僕が3〜4年目のとき、いくつもの業者の作業が同じ時期に重なった現場がありました。寸法が図面と違うといった問い合わせが、次々に僕へ来た時期です。①の要因を書くなら、問い合わせが監督1人に集まることが部品になります。

>>施工管理がつらいのは何年目|僕は3〜4年目、越えたきっかけと相談先

>>勤務間インターバル義務化はいつから?2026年10月の労政審で未定

2級は、令和6年度が施工計画、令和7年度が工事の遅延防止でした。受検種別に係る工種で書く点は1級と違いますが、部品の集め方は同じです。

>>2級建築施工管理技士の試験日程|後期は11月8日、試験時間と発表日も

どのテーマでも、部品のもとは自分の現場の言葉です。次は、僕の現場で使っている言い方を、答案の言葉に直してみます。

現場で実際にあったこと|僕の現場の言葉を、答案の言葉に直す

現場の言い方のままでは伝わりにくいので、問題文や工事概要の言葉にそろえて書き直します。読む人は、あなたの現場を知らないからです。工種名を工事概要の表と同じ言葉にすると、照らし合わせて読みやすくなります。

僕の現場での言い方答案で書くなら足すと伝わること
「明日打設です」と前日に生コン工場へ電話する打込みの前日に、製造工場と電話で打込みの予定と配合を再確認するメールだと見落とされることがあるため
テストピースを2セット取った1日の打込み量に合わせ、供試体と受入検査の回数を監理者と事前に決めた何m³を何回に分けたか
下の砕石が敷けてるか、高さは大丈夫か見る土間コンクリートの配筋の前に、砕石地業の敷均しと高さを確認した手直しが間に合う時期に見たこと
ポンプ屋さんに現場を見に来てもらうポンプ車の据付け位置と配管の経路を、専門工事業者と現地で事前に決めた生コン車を何台付けられるか
業者さん・職人さん協力会社・作業員令和7年度の1級の問題文は「協力会社等」
打設コンクリートの打込み令和6〜8年度の1級の問題文は「打込み」
表3 言い方を直すと、「何をしたか」に足りない情報も見えてきます。

3列目は、言い直したときに抜けやすい情報です。僕の言い方には「なぜ」と「どれだけ」が入っていないことが多く、答案ではそこを足します。

僕の失敗も、立派な部品です。打設の前の日に予定していた配筋検査に、監理者が来なかったことがあります。日にちをしっかり伝えていなかったのが原因です。結局、打設する日の朝に、急いで検査に入ってもらいました。

Konyの現場メモ(部品に分けると)

  • 工種:鉄筋工事(打込み前の配筋検査)
  • 心配:検査の日が決まらないと、打込みの前に終わらない
  • したこと:検査の日と監理者が来る日を、先に決めて伝える
  • 使えそうな設問:品質管理の「実施すべき内容」、組織的な活動の「伝え方」

これは答案の例ではなく、メモの分け方です。失敗は、そのあと何を変えたかまで書けると、使える部品になります。

>>配筋検査で指摘されやすい箇所|本数より重ね・あき・かぶりを先に見る

言葉を直したら、最後に問題文の条件から外れていないかを確かめます。

答案で避けたい書き方5つ|問題文の条件から外れないために

避けたいのは、問題文の条件から外れた答えと、何をしたかが読み手に伝わらない答えです。採点の基準は公表されていないので、ここでは問題文の条件と、伝わりにくさから挙げます。

  1. 「注意した」「徹底した」だけで終わる
    何に、どう注意したのかが読み手に残りません。「いつ・何を・どう確かめたか」まで書きます。
  2. 数値・回数・時期が1つもない
    問題文は、どの回も「具体的に記述」するよう求めていました。寸法・日数・回数のどれか1つを入れます。
  3. 3つの答えが似ている
    ②③は「すべて異なる内容」が条件です。答えごとに、変える手段(材料か、工法か、順番か)を分けます。
  4. 「不可」とされた内容を書く
    建築設備工事、示された工事に要らない作業、確認申請にかかわる変更などです。不可の並びは年度ごとに違うので、その年の問題文で確かめます。
  5. 除かれたものを効果に書く
    令和8年度の③は「現場作業の軽減及び工期の短縮以外に得られる効果」でした。ここに「工期が縮んだ」と書くと、除かれた効果を書いたことになります。

僕は新人に、施工計画書は「読んだ人が、工事の流れと注意することを判断できるように」作って、と伝えています。答案も同じです。読んだ人があなたの現場を見なくても、何をしたかが分かるかで見直します。

見直しを毎回ひとりで続けるのは大変です。次は、部品をためて書き直す下書きシートの使い方です。

下書きシートで、部品を現場にいるうちにためる

部品は、試験の前にまとめて思い出すより、現場にいるうちに書きためるほうが集まります。数値や時期は、時間がたつと思い出せなくなるからです。

Konylog の「経験記述の下書きシート」は、令和6〜8年度の設問の形に合わせて下書きできる無料のツールです。使い方は4つあります。

  1. 級を選ぶ
  2. 年度の形を選ぶ
  3. 示された工事概要を短くメモする
  4. 設問ごとに書き、全文をコピーか印刷で持ち出す

数値のない欄や、「注意した」で終わる欄、似た答えが並んだときに、目安として知らせが出ます。書いた内容は使っている端末の中だけに残り、サーバーには送られません。例文は載せず、〇〇や△△を埋める「型」を出しています。

長さの目安は、シートには出していません。解答用紙が公表されていないためで、字数は自分で決めて練習します。

僕が1級の第一次検定の勉強に使えたのは、昼休みと、残業を終えたあとの時間でした。部品づくりも、昼休みに1つずつなら、忙しい月でも止まりにくいと思います。

>>経験記述の下書きシート|1級・2級建築施工管理技士 第二次検定

下書きができたら、最後は人の目で確かめます。次は、誰に見てもらうかの選び方です。

添削を受けるなら|誰に見てもらうかで選ぶ

自分の答案は自分では採点しにくいので、少なくとも一度は人に見てもらうのがおすすめです。見てもらう先は、大きく3つあります。

  • 1級を持つ上司・先輩:費用はかからないが、忙しい時期は頼みにくい
  • 通信講座の添削:回数が決まっていて、講義と合わせて進められる
  • 単発の添削サービス:書けた原稿だけを見てもらえる

上司や先輩に頼むなら、書きかけでも部品をいくつか並べて見せると、相手も直すところを指しやすくなります。

二級建築士を受けた入社1年目、僕は学校に通いました。独学で製図に受かるのは難しい、と聞いていたからです。記述の答案も、書いた本人には抜けが見えにくいものです。

講座の料金と添削の回数は、同じ基準で比べた記事にまとめています。

>>1級建築施工管理技士の通信講座8社|経験記述の添削回数で選ぶ

ここだけは、僕自身のサービスの案内です。ココナラで、僕が経験記述の添削を受け付けています。

料金は、1テーマの添削1回と、直した版の再チェック1回で4,000円です(2026年11月4日時点)。ご本人が書いた原稿だけを見るため、代筆や、白紙からの作成は受けていません。合格を約束するものでもありません。中身はココナラの出品ページで確かめてください。

最後に、経験記述でよく聞かれる質問に答えます。

よくある質問

今の経験記述は、令和5年度までと何が違いますか?

工事概要の表が問題の中に載り、その工事を前提に答える形に変わっています。令和5年度までは、受検者が自分の工事を選び、工事名や工期、立場から書いていました。設問2は、今も「工事概要にかかわらず」答える形です。ただし令和8年度の1級には、「今日までの経験を踏まえ」の言葉がありませんでした。

例文を丸暗記して本番に臨んでも大丈夫ですか?

示される工事もテーマも毎年変わるので、暗記した文章が、その年の工事とテーマに合う保証はありません。他人の例文は、理由を自分の言葉で説明しにくい点も弱みです。例文は「どこまで具体的に書くか」の目安として読み、中身は自分の部品で組みます。

令和9年度(2027年度)は、どのテーマが出ますか?

発表されていないので分かりません。1級の令和6〜8年度は、現場作業の軽減・時間外労働・品質管理・作業環境や周辺環境への配慮・施工の合理化でした。どれが来ても組めるように、品質・工程・安全・コストの部品を少しずつためておきます。

解答用紙は何行・何字まで書けますか?

試験機関の資料では確かめられません。受検の手引が示す公表範囲は、問題と、マークシート式の設問の正答番号までです。解答用紙は、公表の範囲に入っていません。問題用紙の注意事項にも、「解答用紙の定められた範囲内に」書くようにとあるだけです。

記述の正解や点数は、試験のあとに分かりますか?

記述の設問の正答は公表されません。第二次検定の合格基準は「得点が60%以上」です(変更の可能性あり)。不合格の人には、得点の帯(A・B・C)で成績が届きます。設問ごとの得点は通知されないので、答案の出来は人に見てもらって確かめます。

>>1級建築施工管理技士の合格率推移【2026年】一次は46.7%

2級の経験記述も、同じ書き方でいいですか?

部品の集め方は同じです。2級は、示された工事から1つを選び、受検種別に係る工種で答える点が1級と違います。令和8年度の2級は2026年11月8日に行われ、問題は試験の翌営業日、午前9時から公開されます。

>>2級建築施工管理技士の受験資格|第一次は17歳、第二次は実務何年?

まとめ

  • 1級建築施工管理技士の経験記述は、示された工事とテーマに、自分の現場の経験を当てはめて書く問題です。
  • 古い形の例文を覚えるより、工種・心配・したこと・結果の部品をためるほうが、テーマが変わっても組み直せます。
  • 6つの手順で組み、現場の言葉を直し、不可の条件で消してから、最後は人に見てもらう流れです。

部品を1つ書き出すと、自分の経験に足りない情報が見えてきます。まずは下書きシートで、1つ目の部品を書いてみてください。

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この記事を書いた人:Kony

施工管理7年目資格3つ記事100本以上

地方の中規模ゼネコン(元請)で建築の現場監督をしています。一級建築施工管理技士・二級建築士・宅地建物取引士。建築をつくる、アプリをつくる。プロフィール/X(@konipelli)

参考にした基準・資料

この記事の確認日:2026年11月4日。出題の形は年度ごとに変わります。受ける年度の問題用紙と受検の手引で確かめてください。

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