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一級建築士試験の見直しが始まります。国土交通省は2026年10月16日、中央建築士審査会の「一級建築士試験制度の見直しに関する小委員会」の第1回を10月19日(月)10時から開くと発表しました。2026年7月の建築士法改正で一級建築士試験を在学中に受けられるようになったことを受けた検討で、これから一級建築士・二級建築士を目指す人に関わります。ただし試験関係の改正の施行日はまだ決まっておらず、試験の中身もこれから話し合う段階です。
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10月なかばの朝礼前、詰所で。
一級建築士の試験、学生のうちに受けられるようになるってニュースを見ました。もう変わったんですか?
法律は7月に変わったよ。でも試験関係の施行日は、まだ決まっていないんだ。
じゃあ、今は何が進んでいるんですか?
10月19日に、試験制度の見直しを話し合う小委員会の初会合があるの。中身はそこで検討するところね。
働きながら受ける僕らにも関係ありますか?
二級から一級を目指す人には関係が出そうだね。今日は、決まったこと・背景・いつから・若手への影響の順番で話すね。
この記事で分かること
- 10月19日の小委員会で何を話し合うのか
- 2026年7月の建築士法改正で、一級・二級・木造の受験と免許の条件がどう変わるか
- 決まった施行日(2027年4月1日)と、まだ決まっていない施行日
何が決まったか:一級建築士試験の見直しを話し合う小委員会が10月19日に初会合
国土交通省の2026年10月16日の報道発表によると、中央建築士審査会の「一級建築士試験制度の見直しに関する小委員会」の第1回が、2026年10月19日(月)10時から開かれます。議題は「一級建築士試験制度の見直し等」です。発表では、今年7月の建築士法改正で一級建築士試験の在学中受験が可能になったことを受けて、今後の試験制度のあり方を検討するとしています。
会議は一般の傍聴はできず、報道関係者は冒頭のカメラ撮りだけができるとされています。つまり、この日に新しい試験の形が決まるわけではありません。小委員会でどんな議論があったかは、あとから公表される資料で確かめることになります。
背景:2026年7月の建築士法改正で一級建築士の在学中受験が可能に
もとになっているのは「建築士法の一部を改正する法律」(令和8年法律第74号)で、2026年7月31日に公布されました。国土交通省の改正法要綱では、一級建築士試験について、大学等に在学していて試験が行われる年度の末日までに卒業する見込みがあり、指定建築科目の単位を修得している人も受験できるとしています。二級建築士・木造建築士の試験も、大学等または高等学校等に在学中で、同じように卒業見込みと単位の条件を満たせば受験できるようになります。
あわせて、受験や免許に必要な実務経験の年数も短くなります。要綱と改正法の概要に書かれている主な変更を、表にまとめました。一級建築士の免許の条件は、学歴やそれまでの実務経験との組み合わせで判断されるので、細かい条件は要綱と、これから出る省令などで確かめてください。
| 区分 | 項目 | 改正前 | 改正後 |
|---|---|---|---|
| 一級建築士 | 受験 | 在学中は受験できない | 大学等に在学中で、試験年度の末日までに卒業見込み+指定建築科目の単位を修得していれば受験できる |
| 一級建築士 | 免許に必要な、二級建築士としての実務経験 | 4年 | 2年(学歴やそれまでの実務経験と組み合わせて判断) |
| 二級・木造建築士 | 受験 | 在学中は受験できない | 大学等・高等学校等に在学中で、卒業見込み+指定建築科目の単位を修得していれば受験できる |
| 二級・木造建築士 | 受験に必要な実務経験(建築学科等を卒業していない場合) | 7年 | 2年 |
| 二級・木造建築士 | 免許に必要な実務経験(同上) | 7年 | 4年(受験前の経験も含める) |
改正建築士法の施行はいつから?契約の書面化は2027年4月1日、試験関係は未定
改正法の要綱では、施行日を「公布の日から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日」とし、契約関係の一部は「1年を超えない範囲内」としています。国土交通省は2026年10月6日、このうち契約関係の施行日を定める政令が閣議決定されたと発表しました。政令は10月9日に公布され、設計・工事監理の受託契約をすべて書面で結ぶ義務と、契約時の見積書作成の努力義務などは2027年4月1日から施行されます。
一方、在学中受験や実務経験の短縮といった試験・免許の改正は、2026年10月17日時点で施行日を定める政令の発表が見当たらず、まだ決まっていません。期限は公布から3年なので、遅くとも2029年7月までには施行される計算です。いつの試験から在学中受験ができるのかは、続報を待つ必要があります。
現場で働く若手には何が変わりそうか
ここからは一次資料と一般的な考え方からの話で、決まったことではありません。いちばん関係が出そうなのは、二級建築士を取ってから一級建築士を目指す人です。一級の免許に必要な二級建築士としての実務経験が4年から2年になる予定なので、条件が合えば、一級の免許までの道のりが短くなります。
建築学科などを出ていない若手にとっては、二級・木造建築士の受験に必要な実務経験が7年から2年になるのが大きな変化です。改正法の概要では、受験を早められる一方、免許を取るまでの期間の合計で要件を判断するとしています。現場で何年目から勉強を始めるか、二級から先に取るか、といった計画の立て方が変わってくるかもしれません。
在学中受験ができるようになれば、学生のうちに試験に受かってから就職する人も出てくるかもしれません。ただ、試験の科目や出題の形が変わるかどうかは、これから小委員会で検討する段階です。今年度や来年度に受ける人は、まず今の制度の受験資格で準備を進め、変更は施行日と中身が決まってから合わせれば十分です。
決まったのは契約関係の施行日だけ。試験の話は「予定」で読もうね。ミサキさん(先輩監督)
一級建築士を受験中の僕が思うこと
僕は一級建築士の試験を2回受けましたが、まだ受かっていません。それでも目指しているのは、一級建築士があると信頼度が違うからです。会社によっては資格手当がかなりつくことも、理由の一つです。
制度が変わっても、試験に受かるための勉強が必要なことは変わりません。受験中の人は、施行日が決まるまでは今の制度のまま計画を立てて、続報だけは追っておくのがいいと思います。講座を探す人向けに広告を置いておきますが、僕はこの講座は使っていません。
続報はどこで見るか
小委員会の資料や議事の内容、試験・免許の改正の施行日は、国土交通省の報道発表で確かめられます。実際の受験の案内は、一級建築士試験を実施している公益財団法人 建築技術教育普及センターのお知らせで確かめてください。施行日や試験の中身が決まったら、この記事にも続報を足します。
一級建築士試験の見直しは、まだ話し合いが始まったところです。今日は「契約関係は2027年4月1日から、試験関係は施行日未定」とだけ覚えておけば、続報が出たときに迷わず読めます。現場1年目の仕事の全体は施工管理1年目の仕事にまとめています。
参考にした資料
- 国土交通省 報道発表「中央建築士審査会一級建築士試験制度の見直しに関する小委員会(第1回)を開催します」2026年10月16日発表:開催日時(10月19日10時)、議題、在学中受験を受けた検討、傍聴の扱い
- 国土交通省 報道発表「改正建築士法の施行に伴う関係政令を閣議決定」2026年10月6日発表:施行期日政令(10月9日公布)、契約の書面化・見積書の努力義務などを2027年4月1日施行
- 国土交通省「建築士法の一部を改正する法律 要綱」在学中受験の要件(第14条第2号・第15条第2号関係)、免許・受験の実務経験(第4条・第15条関係)、施行期日(附則)
- 国土交通省「建築士法の一部を改正する法律(令和8年法律第74号)の概要」2026年7月31日公布、受験・免許の実務経験の見直し
この記事は2026年10月17日時点の情報です。施行日や試験の中身は今後の発表で変わることがあります。受験の際は、国土交通省と建築技術教育普及センターの最新の案内を確認してください。


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